絵本「ねないこだれだ」は、せなけいこさんの描く独特の世界観と、夜更かしをする子どもが「おばけ」に連れて行かれるというストーリーで、多くの読者にインパクトを与えてきました。
特に、子ども時代にこの絵本を読んで「夜が怖くなった」「おばけのイメージが強烈に残った」という声も多く聞かれます。この記事では、「ねないこだれだ」がもたらした恐怖体験やトラウマ、絵本が心に残す影響についてのエピソードを紹介していきます。
絵本って、子どもの心に深く残るものなんですね…
ねないこだれだ でトラウマになったという声
ねれないこだれだ とは?
ママやパパの子どもの頃からずっと読まれ続けている、せなけいこさんの描く「おばけ絵本」の最高傑作
項目 | 詳細 |
---|---|
作・絵 | せな けいこ |
カテゴリ | 絵本 |
定価 | 880円(税込) |
ページ数 | 24ページ |
サイズ | 17×17cm |
初版年月日 | 1969年11月10日 |
ISBN | 978-4-8340-0218-8 |
シリーズ | いやだいやだの絵本 |
ねれないこだれだ でトラウマになったという声を紹介します。
ねないこだれだ トラウマになったという話
「ねないこ だれだ」は、せなけいこさんによる絵本で、夜更かしをする子どもをおばけが連れて行ってしまうというストーリーです。この絵本に関するトラウマ体験談はいくつかあります。以下にいくつかの例を挙げます。
夜が怖くなった
この絵本を読んでから、夜になるとおばけが来るのではないかと怖くなり、一人で寝るのが難しくなったという体験談があります。特に、暗い部屋や静かな夜の音が怖く感じられるようになったという声もあります。
おばけのイメージが強烈
絵本に登場するおばけのイラストが強烈で、子ども心に深く刻まれ、しばらくの間おばけの夢を見たり、日常生活でもおばけが出てくるのではないかと不安になったという話もあります。
親への依存
この絵本を読んでから、夜になると親と一緒にいないと不安で眠れなくなったという体験もあります。おばけに連れて行かれるという恐怖から、親の存在が安心感を与えるようになったというケースです。
夜更かしへの恐怖
夜更かしをすると本当におばけが来るのではないかと信じ込んでしまい、夜遅くまで起きていることに対して強い恐怖心を抱くようになったという体験もあります。このため、早寝早起きの習慣が身についたというポジティブな側面もあるようです。
これらの体験談は、絵本の持つインパクトがいかに強いかを物語っていますが、同時に子どもたちにとっては大切な教訓を与える機会にもなっているようです。
詳細な体験談
私が幼かった頃のこと、今でもありありと思い出せます。あの「ねないこだれだ」の絵本が、私の夜の恐怖の象徴でした。
あれは夕方、いつものように両親が寝る前に本を読んでくれる時間でした。その夜、初めて手にしたのが「ねないこだれだ」。表紙を見た瞬間は、絵がちょっと変わっていて面白そうだなと思っていたんです。でも、読み進めるうちにだんだんと不安が胸に広がっていくのがわかりました。
「とけいがなります、ボン、ボン、ボン」。この音が響くたび、まるで体が凍りつくような気がしていました。おばけが夜更かしする子を連れ去る、という内容は幼かった私にはあまりに衝撃的で、もうその場から逃げ出したくなるほど怖かったんです。
その日から、夜9時が近づくと、部屋のあちこちが気になり始めました。暗がりに目を凝らし、何か動くものがあるんじゃないかと恐る恐る確認していました。おばけが来るんじゃないか、そんな不安が、私の部屋をすっかり恐怖の舞台に変えてしまいました。布団の中に潜り込み、耳を澄ませては、わずかな音でも心臓が跳ね上がるような思いをしていたのを覚えています。
特に、あの「おばけが子どもを連れ去る」シーン。あのページの絵と文が私の頭の中で何度も繰り返されて、夜中に目を覚ますたびに、枕元におばけが立っているんじゃないかと怯えていました。
あの絵本が私の心に刻んだ怖さは、今でも残っています。大人になった今でも夜更かしすると、ふと「ねないこだれだ」のあの場面が頭をよぎることがあります。子ども向けの絵本が、こんなふうに深い恐怖や不安を心に残すこともあるなんて、当時の私には考えられませんでした。でも、この体験を通して、絵本が持つ心理的な影響の大きさを知りました。